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F90P ガンダムF90P [部分編集] 覇王の紋章 / 覇王の紋章 ジャンボカードダスVer. UNIT U-273 青 1-5-1 U 《(0)毎》変形 《[2・4]》換装〔ガンダムF90〕 宇宙 地球 [4][1][4] リフティング・ボディ 大気圏突入 (自動D):このカードは、「大気圏突入」の効果を解決した場合、ターン終了時まで、敵軍効果の対象にならない。 [*][2][5] 「禁忌の胎動」より続々と収録されているガンダムF90のバリエーション機で、PはPLUNGEの意味。 変形形態が持つ能力は大気圏突入を拡張する様な効果で、解決以降は完全なアンタッチャブルユニットとなる。例えば破滅の終幕対策になるなど。 大気圏突入が若干のブロッカー回避能力でもあるので、十分にコスト・パフォーマンスは良い。 「エクステンションブースター2」現在、「《(0)毎》変形」を持つユニットはこのカードのみ。範囲を「《X毎》変形」に広げれば、コルニグスとガンダムキュリオスがいる。 参考 F90
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機体名称 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 ガンダムF90 41000 580 M 11800 104 27 27 30 6 B - B - C ガンダムF90D - 580 M 11800 104 27 27 27 5 B - B - C ガンダムF90A - 580 M 11800 104 27 27 28 7 B B B - C ガンダムF90S - 580 M 11800 104 27 27 28 6 B - B - C ガンダムF90V 42200 580 M 11700 104 29 29 30 7 B - B - C ガンダムF90 (フル装備) 42500 580 M 11800 104 27 27 25 6 B B B - C ガンダムF90 (2号機) - 580 M 11800 104 27 27 30 6 B - B - C ガンダムF90 (2号機・赤) - 580 M 14570 104 32 27 30 6 B - B - C ガンダムF90Ⅱ 44400 590 M 12500 112 30 29 30 6 B - B - C ガンダムF90ⅡI - 590 M 12500 112 30 29 28 6 B A B - - ガンダムF90ⅡL - 590 M 12500 112 30 29 28 6 B - A - - シド専用ギラ・ドーガ改 - 430 L 11880 60 24 20 24 5 B - B - D STガン 18300 400 L 9000 60 21 21 22 5 B - B - D RFザク 18700 400 L 9700 62 20 20 20 6 B - B - C RFザク (指揮官機) - 400 L 9700 62 20 20 20 6 B - B - C RFグフ 25200 460 L 11300 66 23 22 22 6 B - B - C RFドム 30000 500 L 11550 70 25 24 24 7 A - B - - RFゲルググ 36000 540 L 12000 78 27 27 28 7 A - B - - RFゲルググ (指揮官機) - 540 L 12000 78 27 27 28 7 A - B - - RFギャン 38100 550 L 12500 80 28 27 28 6 B - B - C RFアッザム 58000 670 3L 14000 124 32 30 22 9 A - - - - グランザム 191600 850 4L 28500 152 41 33 20 7 C C A A - 戻る
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F90S ガンダムF90S [部分編集] 覇王の紋章 UNIT U-274 青 2-5-2 U 《[2・4]》換装〔ガンダムF90〕 (戦闘フェイズ):《R》このターン、このカードの効果で敵軍ユニットに与える全てのダメージの値は、+1される。 (ダメージ判定ステップ):《(0)毎》自軍ターン中、またはこのカードが戦闘エリアにいる場合、G以外の自軍カード1枚をロールする。その場合、戦闘エリアにいる敵軍ユニット1枚に2ダメージを与える。 宇宙 地球 [3][4][4] 「禁忌の胎動」より続々と収録されているガンダムF90のバリエーション機で、SはSUPPORTの意味。 強力な火力テキストを持っており、それまで力不足であったF90デッキをこの1枚が成立させたと言っても過言では無い。 同じようなテキストを持つガンダムレオパルド・デストロイと比べると、対象と交戦する必要が無く、コストとするカードの種類が幅広く、回数制限も無い。本国にダメージを飛ばせなくなったものの、ユニット除去としては遥かに強力な能力となっている。 特にドロー拠点やカタパルトなどを投入したデッキで運用した場合、数十点に及ぶ火力を発揮することも珍しくない。 この強力な火力を換装を用いて奇襲で撃ち込めるのがこのカードの最大の魅力と言えるだろう。火力に耐性が無ければ、ダブルオーユニットだろうがPS装甲ユニットだろうが問答無用で焼き払える。 また、自軍ターン中であればこのカードの場所や状態を問わない点も非常に優秀。配備エリアに居ながらにして戦闘エリアの敵を焼き払う姿は、さながら青いダブルオーライザーといったところ。 敵軍ターン中にテキストを使う場合は戦闘エリアに出なくてはならないものの、対象と交戦中である必要は無いため、高機動部隊に対しても反対側の戦闘エリアから火力を撃ち込む事が可能。 欠点としては、場にそれなりの枚数のカードを並べないと火力テキストがパワーを発揮できない事が挙げられる。仮にこのカード1枚しか自軍の場に無ければ、格闘力が3点、火力テキストが2点という5国力のユニットとしては貧弱なパワーしか発揮できない。 そのため、核の衝撃や破滅の終幕などの全体除去を擁するデッキに対しては相性が悪いと言える。ガンダムF90IIのテキストを活用するなどして上手くカバーしたいところ。 それ以外にも、焼きテキストのタイミングがダメージ判定ステップと遅い事も小さくない欠点と言えるだろう。このカードが戦闘エリアに出る場合は赤い彗星《20th》や彼方からの来訪者といった除去に妨害されやすいし、タイミング的に本国にダメージを通すためのブロッカー除去として機能しない。強襲があればブロッカー除去として使えるのだが、あいにく青には強襲を持つカードが少ないため、チャンプブロックを許してしまいがち。 また、焼きテキストが通用しないガンキャノン(108号機)《20th/WS1》やギリ・ガデューカ・アスピス等が流行している事もこのカードにとっては向かい風となっている。 ガンダムF90Hと同じく、F90デッキ以外に採用される事も多いカードである。 ドロー拠点やカタパルトも採用した青中速では、ビートダウンデッキ相手に洒落にならない制圧力を見せ付けるだろう。 敵軍攻撃ステップに《R》テキストを使う事によって、換装後に効果を引き継がせる事が出来る。ガンダムF90Dやガンダム(ハイパー・ハンマー装備)へ換装する場合は、忘れずにやっておこう。 焼きテキストにカットインでこのカードがバウンスされた場合、自軍ターン中なら(このカードをコストにした場合を除いて)問題無く解決するが、敵軍ターンだと「このカードが戦闘エリアにいる場合」が満たせなくなるため解決に失敗する。 参考 F90
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機体名称 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 ガンダムF90 41000 580 M 11800 104 27 27 30 6 B - B - C ガンダムF90D - 580 M 11800 104 27 27 27 5 B - B - C ガンダムF90A - 580 M 11800 104 27 27 28 7 B B B - C ガンダムF90S - 580 M 11800 104 27 27 28 6 B - B - C ガンダムF90V 42200 580 M 11700 104 29 29 30 7 B - B - C ガンダムF90 (フル装備) 42500 580 M 11800 104 27 27 25 6 B B B - C ガンダムF90 (2号機) - 580 M 11800 104 27 27 30 6 B - B - C ガンダムF90 (2号機・赤) - 580 M 14570 104 32 27 30 6 B - B - C ガンダムF90Ⅱ 44400 590 M 12500 112 30 29 30 6 B - B - C ガンダムF90ⅡI - 590 M 12500 112 30 29 28 6 B A B - - ガンダムF90ⅡL - 590 M 12500 112 30 29 28 6 B - A - - シド専用ギラ・ドーガ改 - 430 L 11880 60 24 20 24 5 B - B - D STガン 18300 400 L 9000 60 21 21 22 5 B - B - D RFザク 18700 400 L 9700 62 20 20 20 6 B - B - C RFザク (指揮官機) - 400 L 9700 62 20 20 20 6 B - B - C RFグフ 25200 460 L 11300 66 23 22 22 6 B - B - C RFドム 30000 500 L 11550 70 25 24 24 7 A - B - - RFゲルググ 36000 540 L 12000 78 27 27 28 7 A - B - - RFゲルググ (指揮官機) - 540 L 12000 78 27 27 28 7 A - B - - RFギャン 38100 550 L 12500 80 28 27 28 6 B - B - C RFアッザム 58000 670 3L 14000 124 32 30 22 9 A - - - - グランザム 191600 850 4L 28500 152 41 33 20 7 C C A A - 戻る
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F90H ガンダムF90H 不敗の流派 UNIT U-294 青 1-4-2 U 《[2・4]》換装〔ガンダムF90〕 (自動B):このカードはプレイされて場に出る場合、リロール状態で出る。 (自軍戦闘フェイズ):《(1)》このカードが戦闘エリアにいる場合、このカードを本来の持ち主の手札に移す。 地球 [4][1][4] 「禁忌の胎動」より続々と収録されているガンダムF90のバリエーション機で、HはHOVERの意味。 合計国力4の格闘力4点、手札に帰る能力にリロールインと高機動型ギャン(ジョニー・ライデン機)を彷彿とさせるが、その手札に帰る能力はプレイできるタイミングが全く異なっており、高機動型ギャン(ジョニー・ライデン機)のそれよりももっと攻撃的な使い方となるだろう。 この手札に帰る能力は、簡単に言えば「攻めれば安全」という能力である。 例えば、新たなる敵や彼方からの来訪者と言ったタイプの除去に対しては回避能力として機能するし、交戦で破壊された場合でも「廃棄にカットインで手札に帰る」と言った動きで損失を防ぐ事ができる。 また、毎ターン資源が合計3点も掛かってしまうが、自軍ダメージ判定ステップ規定の効果後に手札に帰る事で、核の衝撃などの敵軍ターンの除去を警戒する事も出来る。 決して軽いコストでは無いし、代わりにハンデスが刺さってしまう危険性もあるのだが、状況によってはこういう動きも可能だと言う事だ。 また、これも高機動型ギャン(ジョニー・ライデン機)やPS装甲ユニットの十八番であるが、ベルトーチカ・イルマ《BB2》やトビア・アロナクス《10th》といったカードとのコンボを狙える。 これまでの青には無かった柔軟かつトリッキーな効果を持つユニットなので、今後の活躍が期待される。 しかしF90デッキにおいては、重要パーツであるガンダムF90Mと地形適性・合計国力が共に被ってしまっている。 場をコントロールしたりアドバンテージを取ったりと言った特別重要な能力を持っているわけでも無いので、採用する理由は殆ど無い。 むしろ単体での能力の高さを買って、普通の青中速デッキに向いていると言える。 地球適性しか持たない点も、青中速のエースユニットであるガンダム試作1号機フルバーニアン《8th》やガンダム試作3号機ステイメン《TS1》とは棲み分けが出来ている為、そこまで気にならないだろう。 参考 F90
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F90A ガンダムF90A 禁忌の胎動 UNIT U-257 青 2-5-2 U 高機動 《[2・4]》換装〔ガンダムF90〕 (戦闘フェイズ):《(1)》このカードは、ユニット1枚のみの部隊にいる場合、ターン終了時まで敵軍コマンドの対象にならない。 宇宙 地球 [4][2][3] ガンダムF90のバリエーション機で、AはASSAULTの意味。 F90デッキにおける優秀なアタッカーであり、重要パーツの1つだと言える。 2種類の回避能力を持っており、高機動によってガンダム試作1号機フルバーニアン《8th》さながらのダメージクロックを刻みつつ、相手の除去などもある程度は回避できる。 コマンドによる除去を主な戦術とするデッキにとっては、これ1枚場にあるだけでも苦しい戦いを強いられるだろう。 また、この能力は破滅の終幕対策になる。 効果の条件は「ユニット1枚のみの部隊にいる場合」であるが、解決してしまえば部隊にいる必要は無く、「ターン終了時まで敵軍コマンドの対象にならない」だけの効果が有効となるためである。 ギャプランTR-5[ファイバー]との構文の違いに注意。(参考 「ターン終了時まで」と「このターン」) しかし現環境では、気化爆弾やケンプファー(試作機)が流行していることもあって、カードパワーを発揮し辛い環境であると言える。 参考 F90
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ガンダムF90II 戦慄の兵威 UNIT U-315 青 2-6-2 R プリベント(3) クイック 《[2・5]》換装〔ガンダムF90〕 【代替コスト>〔合計国力-2〕:「名称:ガンダム」である、破壊されているユニット1枚を自軍ハンガーに移す】 (自動B):このカードが「換装」の効果で場に出た場合、このターン、配備エリアにある全ての自軍カードは、敵軍コマンドの対象にならない。 宇宙 地球 [5][2][5] ガンダムF90 2号機を修復・改良した機体。 コストとサイズが一回り大型化し、ガンダムF91並となった。 代替コストによって早出しも可能で、コマンド対策能力も持っている。 代替コストは、破壊された自軍ユニットをハンガーに救出できる能力であるため、ガンダム試作3号機ステイメン《TS1》に比較される。 代替コストであるためカウンターされてしまう事も無く、またガンダム試作3号機ステイメン《TS1》と違って換装を制限されていないので、各種F90やガンダム(ハイパー・ハンマー装備)に換装するなど、使い回しも比較的容易である。 ただし、破壊無効では無く言わばバウンスであるため、それ故の欠点も当然ある。 リック・ディアス(アムロ・レイ機)やドロー拠点などを救出できない点も、ガンダム試作3号機ステイメン《TS1》に劣る。 またこの代替コストは、敵軍ユニットも対象に取れる。 ミラーマッチにおいては、ガンダム試作3号機ステイメン《TS1》の破壊無効効果を空打ちさせつつ大型ユニットが登場、奪ったユニットも利用可能と、強力なアドバンテージカードに変貌する。 コマンド対策能力は、換装の効果で場に出る事でのみ起動する、限定的と言えば限定的な能力である。 核の衝撃に代表される致命的なリセットコマンドの多くは敵軍攻撃ステップ、つまり相手プレイヤーにとっての自軍攻撃ステップにプレイされるカードであるため、タイミングについてはほぼ問題無い。 基本的にはF90デッキでのみ有効な効果であるが、ガンダムF90Sの様な例もある事だし、青中速とのハイブリッドデッキでの採用も十分考えられる。 参考 F90
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ガンダムF90 Lv制限 39 武器名 距離 威力 消費 HP 270 ビームサーベル 近 46 18 EN 270 ビームライフル 中 48 19 購入価格 20,000.pt 装甲値 180 - - - - 購入制限 - 機動性 175 - - - - NT制限 - 移動力 4 - - - - 特殊能力 効果 Type A.R換装 直撃率? UP Type K.B換装 追加攻撃 3連 Type CA-Ⅲ換装 攻撃回避
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ユニットデータ 機体名称 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 交換ポイント ガンダムF90 41000 580 M 14160 156 27 27 30 6 B - B - C 72576(89856) ガンダムF90(フル装備) 42500 580 M 14160 156 27 27 25 6 B B B - C 68256(85536)
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登録日:2011/11/15 Tue 22 43 58 更新日:2024/02/14 Wed 08 34 14NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 F90 F91 MS ガンダム サナリィ ストライクの先駆け デフ・スタリオン ナナ・タチバナ パッツィ・アンゲリカ フォーミュラシリーズ フォーミュラ戦記0122 フォーミュラ戦記0122では前期主役機 ベルフ・スクレット ミノル・スズキ モビルスーツ ライガーゼロ 主人公機 地球連邦軍 実験機 小型モビルスーツ 換装 換装機 次世代機 衣更えガンダム 試作機 鋼鉄の7人 《概要》 F90は漫画『機動戦士ガンダムF90』等に登場するMSで主人公機。 漫画版以外にも、ガンプラ企画やゲーム『フォーミュラ戦記0122』等にも登場しており、その活躍の場は意外にも広い。 3号機まで製造されており、同形状だがカラーリングは以下のように異なる。 1号機:トリコロールカラー 2号機:時期によって異なり、ロールアウト時は1号機のカラーから四肢等の青を赤に変えたもの、0120年時点では紫を基調としたカラー 3号機:白を基調としたカラー 《機体スペック》 以下のスペックはミッションパックなしの状態のもの。 型式番号 F90 所属 地球連邦軍 建造 サナリィ 全高 14.8m 本体重量 7.5t 全備重量 17.8t 出力※ 3,160kW(1,580kW×2) 推力※ 74,760kg 装甲 ガンダリウム合金・セラミック複合材 武装 頭部バルカン砲×2ビームサーベル×2ビームライフルシールド×1各部ハードポイント×15 ※出力・推力は参考値。実験機故か資料によって数値にバラつきがある。(頻繁に改修を受けているためとも考えられる) 《型式番号》 本機隊の型式番号および名称である「F90」はサナリィの小型MS開発計画「フォーミュラ計画」に基づくもので、F9シリーズの1番目(*1)の機体を意味する。 F9シリーズは小型MSのうち高性能試作機を指すナンバーであり、それ以外にはF5シリーズ:AFV(装甲戦闘車両)型、F7シリーズ:中距離支援機がある(*2)。 《搭乗者》 1号機 デフ・スタリオン(機動戦士ガンダムF90)ベルフ・スクレット(フォーミュラ戦記0122)ナナ・タチバナ(クライマックスUC)ミノル・スズキ(鋼鉄の7人) 2号機 パッツィ・アンゲリカ(FastestFomula)リヴ・アンゲリカ(FastestFomula)ディル・ライダー(FastestFomula)ギデオン・ブロンダン(FastestFomula)カナタ・サワメ(FastestFomula)シド・アンバー(機動戦士ガンダムF90)ナナ・タチバナ(クライマックスUC) 3号機 ディル・ライダー(FastestFomula) 《開発経緯》 本機はサナリィのフォーミュラ計画により建造された、次世代MSの方向性を探るための実験機である。 従来のMSは世代毎に大型化・多機能化を繰り返しており、その都度付属設備や兵站まで含めた軍事費は雪ダルマ式に高騰してきた。 アナハイム側からすればこの軍事費高騰は好都合であり、 連邦から小型MSの開発を依頼された際にもジェガンを縮小したのみのRGM-109 ヘビーガンを生み出すなどして、 開発費を抑えつつMSを小型化する流れに逆らう動きを見せていた(*3)。 しかし、それは連邦軍・連邦政府としては望むところではなかった。 もともと連邦政府は一年戦争以降の戦乱で損耗した地球上の都市や宇宙コロニーの復旧のため戦災復興予算を捻出し続けており、いくら巨大な組織といえども軍事予算の余裕などなかった。 そして、第二次ネオ・ジオン戦争や第三次ネオ・ジオン戦争から長らく大規模な軍事衝突が発生していなかったことで、 いよいよ本格的な軍縮へと舵を切ってきた。 つまり、軍事費の高騰を願うアナハイムと、軍事費の削減を願う連邦政府との間には、埋めがたい亀裂がすでに入っていたのだ。 そして出来上がったヘビーガンによってサナリィはアナハイムが小型化(軍事費削減)に逆らおうとしていることを見抜いており、 連邦もヘビーガンの採用はしたものの、サナリィの提言もあって一時しのぎ的な扱いだった。 そしてU.C.0111年、連邦軍はより高性能なMSを求めて次期主力MSの競作を実施する。 その際提示されたのが「性能はヘビーガン比で維持または向上しつつ、小型軽量・調達容易なMS」という、無難な要求仕様だった。 繰り返しになるが、元々予算不足をどうにかするためなので、当時はジオン系紛争も鎮静化し長いこと戦乱から遠ざかっていて仮想敵ですらあまり想定できない状況だったこともあり(*4)、おかしくない要求仕様だろう。 これを受けたサナリィは従来と同じ18m級の「F89」を建造し、そこからダウンサイジングした本命の開発を進め、最終的に提出したのが本機、F90 である。 《次期主力MSの競作、そして…》 最終候補に残った本機はアナハイム・エレクトロニクス社ZIONIC事業部のMSA-0120(MSA-120ともされる)との比較が行われる。 データ上の一次試験の時点でMSA-0120が対弾性と最大出力を評価されたものの、F90は運用コストや機動戦力比等で高ポイントを稼ぐ。 そして、模擬戦形式の二次試験ではF90が完勝。これにより次期主力MSの開発はサナリィが受注することが決定した。 かくしてF90は以降のMS開発の主流となる「小型MS」の先駆けとなっていく。 ・競作における余談(折り畳み) 最大手でありながら落選という憂き目を見たアナハイムだが、この時点でのアナハイムとサナリィがそれぞれ持つ条件を比べると案外勝てそうな材料も持っていた。 サナリィ ◯「主力級小型MS」の具体的な仕様案を提示できていた◯ 過去にD-50C ロトを開発した経験がある(*5)◯ 軍事技術にアクセスしやすい環境を持っている(*6)✕ 大規模生産や運用支援の体制が整っていない(*7)✕ 主力級兵器の開発経験が無く、勝手がわからない(*8) アナハイム ◯ MS関連技術の蓄積、資金力、折衝力は圧倒的(*9)◯ 小型機であるヘビーガンの開発・量産・運用を行っている(*10)◯ アナハイム側にも小型化の発想そのものはあった(*11)✕ 自慢の技術力・開発力を自ら殺してしまっていた(*12) 要はアナハイムの方針が世の中の流れに合っていなかったという一点であり、この競作での敗北はアナハイム上層部の「いかに手抜きしながら儲けるか」というやる気の無さが招いた結果と言えるだろう。 そもそもサナリィはコンペ地点でMS開発の歴史もロトとF89程度とかなり浅い一方で、アナハイムは多数のガンダムや量産機や戦艦等機動兵器の技術や開発実績も極めて豊富、開発拠点や生産工場、資金も圧倒的とスタートラインからして話にならないレベルだった。 サナリィがF90作成に盛り込んだアイデアがいかに画期的だったとはいえ、アナハイムも本気で作っていればもっと対抗できた可能性はある。 《開発スタッフ》 当時サナリィの技術部門重役であり、元ホワイトベースクルーでもあるジョブ・ジョンが開発を主導した(*13)。 彼が率いるサナリィ技術陣にサナリィ木星支社やアナハイム社から招き入れた技術者グループを加え、主任設計者にはアルマイア・グッゲンバイガー博士を据えている。 《開発方針》 グッゲンバイガーが提唱したのが「MSの原点への回帰」である。 素体となるMSの機能を最小限に絞り、各種装備の換装によりあらゆる状況・用途に対応させるという設計思想で、F90本体は格闘戦用MSとして設計されている。 武装は機体各所に設けられたハードポイントに固定されるほか、必要に応じて小型動力炉が内蔵されエネルギー不足を補う(Vタイプ等が該当)。 そうして本体側はジェネレーター出力や機内容積の余剰を極力減らし、動力系・駆動系までも徹底して軽量化するといった工夫をしている。 この方針のため制御系や装甲材(*14)に新技術を用いてはいるものの、 サイコミュ機器や新型兵器など特殊な機能・武装は全く持たず、換装システムを除けば非常にシンプルな(悪く言えば地味な)機体となっている。 開発初期には頭部バルカン砲までも廃する予定だったとか。 また、本機の前に建造されたF89と比べると小型化を優先するために妥協された部分もあるとのこと。 《U.C.初の本格的な小型MS》 本機はミッションパック換装システムや擬似人格コンピュータ等の数々の特徴を有しているが、本機を語る上で外せないその最大の特徴として、 小さいということが挙げられる。 そう、小さいのである。 どれくらい小さいかと言えば、前世代のνガンダムの全高が24mだが、本機は15mである。 並べて見れば、まさに大人と子供。圧倒的な身長差・体格差にも関わらず、ギラ・ドーガ(全高20m、出力2160kW)相手にもパワー負けしない。 特筆すべきは推力重量比で、いくつか並べて見ると 開発年 機種名 推力重量比 0079 ガンダム 0.925 0087 Sガンダム(ブースターユニット装備型) 9.72 0093 νガンダム 1.55 0096 ユニコーンガンダム(ユニコーンモード) 3.33 0105 ジェガン(J型) 2.27 0109 ヘビーガン 3.5 0111 F90(ミッションパックなし) 4.2 0122 F91 4.44 と、開発年代の違いもあるが従来の機体に比べて大きく向上している。 …なんかおかしな数字が見えた気がするが、そもそも比較対象に上げるべき相手でもないので気にしないように。 性能向上のスピードに注目すると、RX-78-2ガンダムが開発されたU.C.0079年からジェガンJ型の配備が開始されたとされるU.C.0105年までの 26年間における推力重量比の上昇は約1.3に留まっているのに対し、 そこから僅か4年後のU.C.0109年にヘビーガンが開発され約1.2上昇、 その後F90の試験運用が行われたU.C.0111年までの2年でさらに0.7上昇と、 MSの小型化が提唱された段階で劇的に推力重量比が改善されていることが見て取れる。 《ミッションパック換装システム》 F90に採用された換装システム。 単体で全領域に対応する万能機にはなれないという欠点もあったが、「連邦の主力MSが補給支援も無しにあちこち移動して戦う事態は起こり得ない」ということで了承された…という経緯があり、「一つの機体を頻繁に換装する」のではなく、「バリエーション機を作り易くする」システムと言えるもの。 MSの汎用性を飛躍的に高められる他、量産機として採用された場合には共通の素体部分を量産効果でコストダウンでき、余った機体を換装するだけで戦力の再分配も可能など調達・運用面の利点もあった。 ただし一個のMSとして見た場合多数のハードポイントは余分な機構であり、当然ながら同仕様で換装機能が無い場合に比べて重量・エネルギー効率といった面が若干犠牲になっている。 この換装システムが採用された背景にはシステムの有効性の検証以外にも、 当時まだ手探りの段階だった小型MSそのものの可能性を探るため、多彩な装備・仕様での試験を可能とする目的もあったと言われている。 最終的にF90の換装システムを採用した機体は量産されなかったものの、各仕様を元にいくつかの派生機・量産機へと発展していった。 また、ハードポイント自体もGキャノンやF91にそのまま受け継がれており、 これらの機体にはF90用の装備を一部流用可能とする資料もある。 製造はサナリィの民生用宇宙機部門が担当したとのこと。 なお、一部のミッションパックを装備するにあたっては以下のようにF90本体の方のアップデートも行われている。 Nタイプ:この仕様に対応させるためにF90本体のOSが「Type-C.AⅢ」へアップデートされた。これにより、F90本体の性能も大きく向上している。 Vタイプ:ヴェスバーとビームシールドの稼働のため、F90本体のジェネレーターも高出力のものに換装された。 Iタイプ(木星決戦仕様):宇宙世紀0136年時点で既に旧式化していたF90を作戦に投入するにあたり、最新の技術による強化改修が行われた。 各種ミッションパックの詳細についてはミッションパック(ガンダムF90)を参照。 《A.RとC.A》 本機には豊富なミッションパックと共に、機体の主管制コンピュータに第5世代の「8000系ニューロコンピュータ」を採用し操縦サポートに擬似人格OSプログラムを採用している。 このコンピュータは基礎のシステムが異なる為それまでの学習型コンピュータのデータをそのまま流用できず、機体の動作を一から学習させることとなった。 1号機と2号機にそれぞれアムロ・レイとシャア・アズナブルを元とした人格プログラムを設定し、記録に残っている戦闘を対戦シミュレーションという形で再現・経験させており、各々異なる特性を持つに至っている。 なおF91のバイオコンピュータ同様本機のニューロコンピュータも熱負荷に弱く待機時に格納庫で専用の冷却措置を採らなければならない物だった。 尚、Gジェネでの描写のせいで勘違いされがちだがこれ等が取り外し可能なプログラムチップモジュールである描写は原作展開当時には無い(*15)。 また、SFC版以降は擬似人格プログラムが機能している描写は無く、廃止されたのか、描写が無いだけなのかは明確にされていない。 なお、3号機にはTYPE K.Bというプログラムが搭載されており、こちらはその名称や搭乗時のパイロットの反応などから彼を元とした人格プログラムだと考えられるが明言はされていない。 『A.R』 アムロ・レイをモチーフとした擬似人格プログラム。 1号機に搭載されており、従来の機体より小回りに長け、相手の動きをある程度先読みするなどの反応をする。 とっさの攻撃を自動で防御する等、比較的防御向けの調整がされてる模様。 ラストシューティングした方。 『C.A』 シャア・アズナブルをモチーフに(ry 2号機に搭載され、「通常MSの三倍の機動性」を発揮するらしいが、いくらなんでもソフトウェア一つでF90の三倍まで行くとは眉唾物である(*16)。 「通常のMS」とはジェガンタイプの事ではないかと思われるが、それにしても厳しいところか。 更に機体との相性が多少悪いのかテスト時に各アポジやスラスターなどが不調を来していた。 ラストシューティングされた方。 《火星ガンダム》 オールズモビルが奪取したF90二号機は火星の基地で非常に大きな改修をされており、その外見はほぼ原形を留めていない。 F90 1号機との戦闘の末に大破した。 本機は奪還された後にサナリィの手で修復を兼ねて大幅な改修を施され、『ガンダムF90Ⅱ』として生まれ変わることになる(F90とF91の中間にあたる機体である)。 詳細は『ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様/F90Ⅱ』の項目参照。 火星で生まれた事から「マルスガンダム」とも呼ばれる事も。というかナイトガンダムの赤F90がそう呼ばれている。 《劇中の活躍》 ◯『機動戦士ガンダムF90 FastestFormula』(漫画) 宇宙世紀0112年。地球連邦軍第13実験戦団においてサナリィの試作MS「F90」の試験が行われていた。 1号機をチームA、2号機をチームBが担当し、それぞれ数多くのミッションパックを既存MSとの模擬戦でテストしていたが、その影には不穏な動きがあり… 主に2号機を主役とした作品だが、クラスターガンダムに改修される前のF90の状態の3号機も初登場。 当初から実際の運用試験や実戦投入が行われていた1,2号機に対し3号機は研究所内でのデータ収集・反映が主目的の実験機であったが、研究所が襲撃に巻き込まれた際に戦場に投入されそのまま主人公の搭乗機として運用されるようになった。 ◯『機動戦士ガンダムF90』(漫画) 引き続きの試験のため、連邦のラー・カイラム級機動戦艦『アドミラル・ティアンム』に1号機と2号機が編入。 宇宙世紀0120年10月25日、F90のテスト運用中にオールズモビルによる奇襲を受ける。システムの不調、脱出装置の未整備、非武装等が重なり2号機を強奪されてしまう。 奪われた2号機を奪還する為、連邦軍はオールズモビルの拠点、火星へと赴く。1号機パイロットはデフ・スタリオンが担当した。 最終的に2号機はコクピットを、1号機は頭部を破壊され相打ちとなるが1号機は自力で帰還。 2号機も後に回収され、修理を兼ねたアップグレード改修が為されよりF91に近い姿となった。 この紛争は「第一次オールズモビル戦役」と呼ばれる様になった。 ◯『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122』(SFC版) 宇宙世紀0122年、更なる試験運用の為、ラー・カイラム級戦艦『エイブラム』に搬入。その後再びオールズモビル残党の襲撃を受ける。 正規パイロット不在だったがベルフ・スクレットが強引に搭乗し撃退に成功。以降は彼の専用乗機となる。 宇宙、コロニー、砂漠、水中、雪上など様々な戦場を渡り歩いた本機の戦闘データは 途中で搬入されたF91の基礎戦闘プログラムに反映され役立てられた。 オールズモビルとの戦闘が終わるとベルフは艦を降り、F90とF91に別れを告げた。 こちらの紛争は「第二次オールズモビル戦役」と呼ばれる。 ◯『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』(漫画) F90が直接登場するわけではないが、第2章 クラスターガンダム編にてF90 3号機をベースにしたとされるクラスターガンダムが主役機として登場した。 ◯『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』(漫画) 宇宙世紀0123年、コスモ・バビロニア建国戦争が勃発。 ナナ・タチバナが1号機(Vタイプ)と2号機(Lタイプ)に搭乗するも、2号機搭乗時に金色のベルガ・ギロス(パイロットは兄)を相手に苦戦を強いられる。 両者の間に複雑な家庭事情があった為決着は付かず引き分けとなった。 ◯『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』(漫画) 宇宙世紀0136年、サナリィの倉庫で眠りに付いていたが、木星帝国の野望に対抗するべく既に旧式化していた本機を引っ張り出し、 コロニーレーザー破壊作戦「鋼鉄の7人」に編入される。改造したIタイプ装備を使用した。 わざわざこんな古い機体が引っ張り出されたのは、サナリィが連邦の目を盗んで動かせるMSだったため。 当時の技術による徹底的な強化改修とミノル・スズキの技量もあって、圧倒的な物量差の中で生き残り、同作戦に参加した機体の中で生還した二機の片方となった。 最も古い機体に乗った最も高齢なパイロットが生き残ってしまったのは皮肉としか言いようがない。 作戦後の行方は不明。 1号機は試験開始からオールズモビル、クロスボーン戦、更に時を経た木星帝国との戦闘…悠に25年もの月日が流れ、大きな損傷を受けることもなくパイロットもみな生還している。 サナリィにしてみればせっかく作った機体をできるだけ使い倒して経費を浮かせたい(*17)という意図もあったであろうし、F90の備える換装システムはそうした使い方に適した仕様であるが、それを含めてもこれほどの長期間、幾度も実戦を経た試作機というのはシリーズでも珍しいと言える。 一方で2号機は判明している限り二度大破してその都度パイロットも死亡しており、1号機とは逆に妙に縁起の悪い機体となってしまった。 《ゲームでの活躍》 ◯フォーミュラ戦記0122 主役。A、D、V、Pタイプが登場。(Pタイプは大気圏突入デモのみで戦闘では使用不可)なおHとMが本作用に作り起こされたが容量等の都合で未採用に・・・。 ジェガン隊は序盤は時間稼ぎになるが、後半はお荷物。Gキャノンの偉大さが分かる作品でもある。 ゲームシステムの都合上仕方ないとはいえ、この戦いでのF90(=ベルフ)の撃墜スコアは300機近いとされており、 後のクライマックスU.Cにてエイブラム艦長ワイブル・ガードナーがこの時のベルフの働きを「八面六臂の活躍」と表現しているが、本当にそれだけの活躍を求められる難易度の高さでも知られている。 一応正史なはずだが、それ以降まるでお呼びが掛からない。パイロットのベルフもライバルのシャルルすらもGジェネで未登場。不遇。 ◯Gジェネレーションシリーズ 専ら生産可能なのは一号機。素、A、D、S、M、V、フル装備等が作れる。 Vタイプとフル装備は別物と扱われ、残りは換装で出たり出なかったり。 WARS以降はまさかの素とフル装備のみ。何考えてんだ。 OVER WORLDではそれに木星決戦仕様が追加された。 ◯スパロボα 隠し機体としてVタイプが参戦。 F91とほぼ遜色ない性能を持ち、かなり優秀な機体。何故か分身も持っている。 PS版では誰を載せるかが難点だが、DC版では実質デフォルトパイロットのセシリー(*18)を乗せないと合体攻撃が使えない。 そもそも別ルートならサザビー(とΖⅡとシャアザク)が手に入るという大問題もある。 《ガンプラ》 ガンプラについては「ミッションパック(ガンダムF90)」を参照のこと。 《余談》 本機の名称は「F90」であり、ガンダムは開発時の愛称のようなもので、正式な呼び名ではない。またサナリィがF90を発表した後、アナハイムの重役は雑誌の取材に対して「あの機体(F90)をガンダムと呼んでほしくない」とボヤいていたとか。オリジナルである初代やMk-Ⅱを作ったのはアナハイムではないけどな。尤もサナリィ上層部も「ガンダムなんて愚連隊(*19)の象徴の様な機体デザインや名称は使うな」と言っており結局の所ガンダム式のデザインは「ジョブ・ジョンを含む開発チームの趣味(ゴリ押し)」だったりする。 ただサナリィは連邦の組織であり、サンライズ監修のコミカライズ版「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」での 設定では破損したガンダムNT-1をガンダムAN-01トリスタンに改修したのはサナリィの前身組織であり、そのデ ータが脈々と繋がれているのとするならば本機も立派なガンダムの血統を持っている機体と言える。 開発主任のグッゲンバイガー博士は本機の開発にあたり、機体重量の設計目標に対し10g毎にコーヒー、1kg毎に食事を賭け、部下から「F90より自分の体重を心配しろ」と顰蹙を買ったらしい。(1/100キットインストより。)この賭けについて細かくは書かれていないが、上記の内容を見るに「目標を下回ったら博士が食事を抜く」というものだろうと思われる。 装備換装を前提としたMS自体は古くからあり、その歴史を辿ればジェガンやジムⅢ、ガンダムTRー6「ウーンドウォート」、ゼク・アイン、RX-81 ジーライン、果てはゲルググにまで遡れる。 逆に当機の換装システム思想を受け継いだ子孫な部分があるのがハードポイントを機体各所に持つリガ・ミリティアのVガンダム系列やガンイージ系列、環境に合わせて外装を換装可能なGセイバー等であろう。 サナリィが主力MSの小型化を提案した動機は連邦の歳出削減に貢献することで自身の主業務であるコロニー開発へ予算を割り当ててもらうことであったのだが、サナリィ自身の主力MS開発への参入についてはサナリィ内部でも意見が割れていた。アナハイムの動きが鈍いため「言い出しっぺとしてMSの小型化を推進しよう」という建前はあるものの、元々アナハイムから市場を奪うことが目的ではないため自らMSを開発する意義は薄く、F90が勝利したコンペですら(MSが小型化され歳出削減が達成されるかぎりにおいて)アナハイムに負けたところで問題はなかったうえ「本格的に兵器開発を始めたら紛争に巻き込まれたり、テロの標的にされるのではないか」と危惧する声もあったとされている。他方、一部の職員は「ヘリウム輸送船団との付き合いで入手した機動兵器関連技術を試したい」という思惑を抱いていたとされ、少なくともジョブ・ジョン率いる技術陣は乗り気だったようだ。 結果論ではあるものの、後々地球圏を守るために奔走してくれたとはいえ一連のMS開発に絡んでかなりの被害・損失を被ったことを思えば、ここで勝ったことがサナリィ自身にとって良いことであったかは微妙なところである。 本機と次期主力MSの座を争ったMSA-0120はコンペにこそ落ちたものの、「蒸散式アップリケアーマー」や「ハイ・インパクトガン」、「メガブースト」など数々の新技術により耐弾性、火力、最大出力など優れた面を持ち、連邦軍はMSA-0120の長所をFシリーズに盛り込むことを要求したとされる。当のサナリィはコスト高に繋がるこの要求に難色を示したようだが、結局は要求に沿った形でVタイプを経てF91が生み出され、少数ながら制式化に至っている。 F91の項目でも触れているが、F90は元々F91の没デザインである。 追記・修正はガンダムの力でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] いつかvsシリーズで出てきてほしい。できればスーファミ版で。 -- 名無しさん (2013-11-09 01 03 34) いわゆるAtoZネタの走りって感じ?Yとかどんな装備なんだろw -- 名無しさん (2013-12-11 08 35 20) 換装機ってストライクみたいな(ほぼ)一括型と、こいつやライガーゼロみたいな分散型があるけど、両者のメリット・デメリットってどんな感じだろう? -- 名無しさん (2013-12-18 08 09 26) ↑換装にかかる時間の短さ(着艦→換装→発進が短時間できる)ならストライク、修理の容易さ(部分単位で脱着可能)ならF90に分がある。 -- 名無しさん (2013-12-22 08 38 40) ↑×1,2MSのエネルギー事情が厳しい(=頻繁に電池交換、充電を強いられる)種の世界だから、ストライクは一括型になったのかもね。よく似たコンセプトのF90Aタイプとエールストライクを比べるとよくわかる。 -- 名無しさん (2014-01-15 20 49 02) うん。 -- 名無しさん (2014-01-15 22 24 32) 頼むからGジェネとかでフォーミュラ戦記0122にスポットライトを…… -- 名無しさん (2014-01-15 22 54 13) トムクソは何の恨みがあってF戦記0122をハブるんだ?そりゃバランス悪いゲームだったけどさあ… -- 名無しさん (2014-01-15 23 32 05) だってあれの版権使わないと出せない機体なんてないし。恨むなら、専用機やオリジナル機体を出さなかった当時のスタッフを恨めとしか。 -- 名無しさん (2014-02-16 12 11 50) ↑シャルル「……」 -- 名無しさん (2014-02-16 17 48 09) ストライクと共演させたいね。 -- 名無しさん (2014-05-06 09 56 00) 一号機がめっちゃ長い間現役張ってるのに、二号機はどこ行っちゃったんだ -- 名無しさん (2014-08-10 01 23 32) 解体されて1号機の交換パーツじゃないかな -- 名無しさん (2014-08-10 02 40 30) 換装パックの項目が別にあったのか。各タイプの説明は省いたほうがいいかな? -- 名無しさん (2014-08-12 00 27 41) MSA-120が負けたのって機体がやたら重かったからじゃないんかなぁ… 15mサイズのくせに本体で17t台、全備で50t越えるし… 新機能をぶち込むだけぶち込んだからなのか…22mで27t台のνガンダムとか90年代の機体は体積比考慮すれば小型MSと比較して重いってわけでもないし -- 名無しさん (2014-08-22 21 11 31) ↑単純比較でヘビーガンの二倍だからなあ…それまでのMSどんだけスカスカだったんだと -- 名無しさん (2014-09-01 19 38 16) HGUCはよ -- 名無しさん (2014-09-07 21 36 27) ↑ここはMGでしょう!旧キットのミッションパックが流用できればなお良し。 -- 名無しさん (2014-09-14 23 34 53) ↑金型流用利かない、映像化もされてない(≒知名度低い)機体MG化とか「正気かい!?」(byビルギット)だろうなあ・・・。ビルドファイターズトライでワンチャン・・・か? -- 名無しさん (2014-09-14 23 38 52) ビルドファイターズじゃチョイ役で出てはいるんだけどね…名前付きキャラのベース機体とかに登用されればあるいは… -- 名無しさん (2014-09-15 08 19 32) ナイトガンダムじゃA・D・Sが僧侶・闘士・剣士のモチーフになってた。FC版じゃ、武器の名前が露骨にアサルト・ロッド・デストロイドアックス・サポートなんてソード名前だった。…僧侶と剣士は逆にすべきだったんじゃないかなあ -- 名無しさん (2014-11-02 15 25 44) ゲルググも換装対応型だけど、宇宙世紀のMSは基本的に換装なんて七面倒なことはせず、熱核融合炉の高出力のありあまるパワーと性能で不都合を強引に押し切る仕様がデフォルト。なので宇宙世紀のなかでは結構特殊な機体でもあると思う。 -- 名無しさん (2014-11-02 15 56 34) ↑その「普通」の行き着いた先がZZやゲーマルクだからなぁ。だからこそ、F90のような「普通じゃない」路線を模索する必要があった、と。 -- 名無しさん (2014-11-02 16 22 56) RE1/100ならありうるかも… -- 名無しさん (2014-11-02 17 22 10) 先生!「F91とは別系列機にしか見えません! -- 名無しさん (2014-11-06 14 16 30) C.Aチップの類似品・F.Fチップにご注意下さい。 -- 名無しさん (2014-11-19 19 22 06) 別系列機にしか見えないってのはF91製造の際に必要のない部分を取り除いて再設計・最適化しているから -- 名無しさん (2015-11-26 12 06 52) まあF90はムーバブルフレーム構造、F91はMCA構造を採用してるせいで設計上の共通点はむしろ少ないはずだしね… -- 名無しさん (2015-12-23 10 21 57) これ、今の1/100基準だとMGよりもREで出るよな。 -- 名無しさん (2016-01-04 08 36 27) デザインの違いはガンダム目指してデザインしたF90に対して、F91は性能重視でデザインしたから・・・らしい -- 名無しさん (2016-04-08 02 07 19) プラモのインストは面白い事がいっぱい書いてあってなぁ。「あまりに小型化したため専用ジェネレータの開発が間に合わず、競技船舶用のを改造して積んだ(新型はF91でようやく搭載)それでこのパワー」「軽量化の秘訣はガンダリウム製構造材にミノフスキー粒子を封入・成型することで生まれるマイクロハニカム構造(Iフィールド作用で規則正しい発泡金属構造が作れる)」「飛行能力はアホみたいに軽く小さくなった事のオマケ」「ジョブ・ジョンに曰く『色々なMSを見て来たが、自分があの時見たRX-78ほどの衝撃を与えた革新的なものは現れなかった』、今回のオファーはそれを自分で為すという事」・・・うろ覚えですまんが -- 名無しさん (2016-04-23 12 43 53) F91の先祖なのは変わりないけどね。小型MSとしての可能性を探るという意味では十分以上に働いただろうし。 -- 名無しさん (2016-04-29 12 11 33) 大体ロールアウトから25年くらい戦ってるのかコイツ、他のF9系列もだけど何十年後も通用するなんてとんでもねぇ -- 名無しさん (2016-05-27 01 46 07) ↑3 しかもそのジェネレータは信頼性確保のためにデチューンされているという。あんな内容の濃い「プラモの取説」もそうそう無いよね。 -- 名無しさん (2016-07-04 22 16 07) クライマックスUCの漫画でベルフがべた褒めされたるんだよね。そりゃあなぁ… -- 名無しさん (2016-09-26 09 39 46) 実はMGF90自体はF91が発売されていたときに参考出品だけはされていたことは内緒だ -- 名無しさん (2017-02-10 00 57 36) ↑2 カムナとガードナー艦長との会話だっけ? -- 名無しさん (2017-02-10 01 50 30) MSA-120も「疑似重力を操れる」とかそれはそれで面白そうな能力持ってる機体だったんだよなあ……。もしこっちが制式採用されていたら「重力を操るガンダム」が誕生していた可能性が……? ヒュッ(ryu -- 名無しさん (2017-08-19 21 56 52) Sガンダムのブースター装備を比較対象して持ち上げてるみたいけど、あれはそう言う装備だし旋回性と運動性極端に落ちるような代物だから正直比べるようなもんじゃないし… -- 名無しさん (2017-11-12 13 10 43) あのバナナ頭がF90に繋がると思うとサナリィのセンスに誰かツッコミを入れたのだろうか -- 名無しさん (2018-06-28 18 58 48) 付属装備は最小限、オプションで豊富な装備、てのは元祖RX78と同じなんだよなあ -- 名無しさん (2019-01-23 19 23 36) プレバンのモビルスーツアンサンブルF90を買って以来、こいつのカッコよさに目覚めた -- 名無しさん (2019-04-01 23 54 22) プレバン限定でMG化決定!ミッションパックもA-Zまで大河原邦男氏の監修で完全再現予定だとか。 -- 名無しさん (2019-04-17 08 56 15) ABCと続くミッションパックを換装する実験機の、ナラティブガンダムの記憶も新しい昨今にF90が再浮上するのは偶然か否か。ナラティブの露出した全身のソケットやジョイントを「ハードポイント」と規定し、蓋を取り付けたのがF90なのだろう。製造元も世代も別物なのに、どこか進化の系譜が窺える -- 名無しさん (2019-04-17 23 13 58) 異論がなければ、いまのうちに換装パックまわりの記述を「ガンダムF90(換装パック)」のほうへ統合する方向で整理しようと思う。既にこの項目だけで20分に達しているし、今後追加されたミッションパックについて書く人がどちらに追記するか混乱しないようにしたほうが良いと思うので。 -- 名無しさん (2019-04-17 23 33 40) 予告した通り、換装パックについての記述を移植しました。 -- 名無しさん (2019-04-24 03 04 43) サナリィが機動兵器開発を巡って被った被害といえば、ザンスカール帝国に吸収されたんだっけか -- 名無しさん (2019-07-07 17 16 11) ↑ 裏でデータ収集してたのが表に出てきたせいで商品化できなくなったり虎の子の次世代試作機を木星関係者にぶっ壊されたり破損した部品をMSに流用されたり割と散々よねサナリィ。ちなみにザンスカールに接収されたのは第二支社で本社じゃない模様。更にマリア主義に傾倒した開発者も結構いたそうなので本社としてはアレでも支社としては割りと本望かも -- 名無しさん (2019-08-15 14 04 53) それと本社+αはV2の開発とかでリガミリティアに協力してたそうな。そりゃ第二支社のこと考えると協力しないとやばいわな -- 名無しさん (2019-08-15 14 07 08) FastestFormulaで得られた情報を追記。建造年については0120年と0111年とでブレがあったけど、0111年ロールアウトで確定したようですね。長い戦いが更に長くなったぞ… -- 名無しさん (2019-09-22 18 39 53) 一度「ガンダムF90(換装パック)」のほうと間違えて項目全体をコピペしてしまったため、バックアップから復元しました。大変申し訳ございません。今後気をつけます。 -- 名無しさん (2019-11-05 22 17 01) たとえとして合ってるか分からないけど、普通のMSとSガンダムブースター装備を比較するのは、ヘリコプターと飛行機を比較するようなものではなかろうか -- 名無しさん (2019-11-27 11 50 09) まぁそうだろうけど、記事を読む限りMSとは名ばかりの直線番長に関してはネタ扱いでしょ -- 名無しさん (2019-12-03 17 33 25) パワーウェイトレシオにされると小型MSの素早さがよく分かるなあ、連邦兵のあいつら速いからジェガンじゃ無理って言うのも納得 -- 名無しさん (2020-03-06 07 54 40) ↑同時に、そいつらとその「小型機相手じゃダメな大型のジェガンタイプ」で戦って生きて戻ってきたあの連邦兵たちも単なるヘタクソじゃないのが分かるよね -- 名無しさん (2020-09-22 08 32 14) サナリィは零細と言う程じゃなく、宇宙世紀以前から存在して連邦が持株会社の半公営企業で、軍事戦略の提案戦術研究、軍事技術の民間への払い下げなど従事しており自然とそう言う技術が集まりやすい環境下にあった -- 名無しさん (2020-09-22 10 35 58) 従兄弟から貰ったフォーミュラー戦記が俺の初ガンダムだった -- 名無しさん (2020-11-18 18 38 50) 当初は宇宙世紀120年でロールアウトからのコンペして勝利と設定されたのが、110年に変更されたのでオールズモビル戦で既に10年選手ベテランみたいな感じになったけど、一応F90後期型と言うのもあるのでそちらに改修されたとも解釈できる -- 名無しさん (2021-01-11 16 14 34) おめー(1号機)は雪風か宗谷か -- 名無しさん (2021-06-20 09 05 12) MSA-0120もFFで出てきてしまったので、今後の活躍次第では項目出来るかな?」 -- 名無しさん (2021-09-25 21 12 57) 名前 コメント